交渉話し方

第73回 「交渉の三原則その2―相手を知る」

前回は「交渉の三原則その1~自分を知る」を学びましたが、今日はその三原則その2「相手を知る」を深く掘り下げていきます。交渉をするにあたって、自分が何を交渉したいのか、自分のスキルは何か、自分の立ち位置はどこなのか、ということが認識できたらその次は「相手を知る」ことが大切になります。「相手を知る」とは相手がどんな人なのか、どんな性格なのか、どんな立場なのかを事前に調べておくということ。そして、実際に交渉の場面で相手がどのような反応をするかによって柔軟に対応していくことが極めて重要です。アリストテレスの弁論術から3つの極めて大切な要素をお伝えしています。

交渉話し方

第72回 「交渉の三原則その1―自分を知る」

前回は交渉の基礎技術を学びましたが、そのときに重要項目として出てきた「交渉の三原則」。今日はその三原則その1「自分を知る」を深く掘り下げていきます。交渉をするにあたって、成功させるための準備が必要です。そのファーストスッテップが「自分を知る」ということ。自分を知るとは、そもそも交渉で言いたいことが何か、自分に何ができるのか、そして漠然としたイメージではなくしっかりと言語化できているか。ここのところ毎回キーワードとして出てくる「Win-Winの関係」を築くには、この交渉の前準備の段階で自分の考えを整理しておく必要があります。行き当たりばったりではなく、明確な言葉として自分の言いたいことを伝えるには「自分を知る」ことは必須項目です。

交渉話し方

第71回 「交渉の基礎技術」

今回は交渉の基礎技術を学ぶ音声講座です。交渉と聞くと、普段の自分にはあまり関係ないと思ってしまいがちですが、実はほとんどの人が日々交渉をしています。ランチに自分の好きなお店に誘うのだって交渉だし、次の休みにどこに行くのか相談するのもある意味交渉です。ビジネスの場面だけでなく、プライベートにおいても交渉は私たちの身近に存在するのです。今回は、「交渉の三原則」をベースに、まずは基礎技術を勉強していきましょう。

交渉対処法話し方

第70回 「自分の意見を通そうとする人への対処法」

今回は自分の意見を通そうとする高圧的な人への対処法です。会議でいつも意見を被せてくるあの人、強い調子で話してくるあの人、そんな人たちにはどのように対処したらよいのでしょうか。自分の立場や今後どのように付き合いたいかでもその対処法は変わってきます。いくつかのパターンを知っておくことで、その場にあった対応法を自分で選択することができるようになります。

スピーチ朗読話し方

第67回 「原稿丸暗記スピーチを卒業しよう」

俗にいう「原稿が透けて見える」という状態はとても素人っぽく見えてしまいます。スピーチを成功させるには「まるで目の前の相手とおしゃべりしている感じ」が必要です。万全の準備をするけれども、本番のスピーチではあくまでその場でおしゃべりしているような雰囲気が出せると一つ上のレベルにいくことができます。

対処法発声法

第66回 「声の処方箋。声の支えを体で覚えよう」

今月は、声の支えについてです。声の支えは極めて基本的なことなわけですが、知識では分かっているのにいざ自分が発声するときには声がうわずってしまったり、裏返ってしまうことはないでしょうか。この音声では、「なぜ知識としては知っているのに実際には声の支えができないのか」ということについてとても大切な事実をお伝えしています。

共鳴発声法対処法発声法鼻音

第64回 「声の処方箋。鼻音化を直そう。」

最近、困った症状、よくある症状のひとつに「鼻音化」があります。これは、文字通り鼻から抜ける音のことです。NやMは本来鼻音化する音なのですがそれ以外の音でも「鼻音化」する症状が多発しているようです。この発声をしているのは無意識なことが多く、かつ周りからはおそらく指摘されることがない症状です。