届く声発声法話し方

第100回 「届く話し声の練習法」

今日のテーマは「届く話し声」です。メールレッスンでもお届けしている倍音の出し方と連動して「力まなくても届く話し声」の音声レッスンをしていきましょう。まず大事なのは、声は力まずに出すこと。声帯の構造からして、周辺の筋肉に余計な力が入ると、声帯がきれいに鳴らず、共鳴腔も素直な形になりません。

届く声発声法

第97回 「声はこうすれば届く ~ 距離感のコントロール」

「声が届かない」という悩みは多く寄せられますが、意外と「届いている」というのが今日のお話です。届いているのにがんばってしまうと、「痛い声」になってしまいます。近いのに大声で話したり、第三者に向けて話すような距離感を無視した発声は気持ちよく相手に届く声ではありません。距離感を意識した発声をマスターしましょう。

届く声

第90回 「通る声を出す方法~3000Hzの強め方」

今日のテーマは「通る声を出す方法~3000Hzの強め方」です。前回、人間の聴覚の特性として3000Hz付近がよく聴こえるメカニズムについてお話しました。3000Hz付近は耳の蝸牛が共鳴しやすいからなのですが、実際に共鳴する声を出すためにはどのようなことに気をつければいいのでしょうか。○○○Hzの声を出すというのは実際にはできないわけですが、正しい共鳴発声法を身に付ければ結果的に人間の聴覚に届きやすい声が出ていることになります。今回は、実際に届く声を体で身につけてもらえるようなトレーニング法をご紹介します。

届く声

第89回 「通る声の条件を決める聴覚の話」

今日のテーマは「通る声の条件を決める聴覚の話」です。会話には話し手と聞き手がいるわけですが、今までは主に発声法、つまり話し手の技術に関するテーマが多かったと思います。今回は聞き手側が声を聴くときのメカニズムについてお話したいと思います。通る声というのは共鳴を集めることによって「倍音」が豊富に含まれている声のことです。どのような周波数、倍音が含まれていると声が聞こえやすくなるのか、またそのような声を出すにはどうすれば良いのかについてしっかりと学んでいきましょう。