今回は、ストーリーの持つ力についてお話しします。ガラクタに物語を添えたことで高額で売れた実験、人間がスペック以上に“背景”に価値を感じてしまう理由、そして共感を引き出す「SCOLA話法」の使い方まで。情報を伝えるだけでは動かない相手の心に、どう届くか。そのヒントを、日常の視点から考えていきます。
後半では、人が無意識に「意味」や「物語」を求めてしまう心のクセにも触れています。猫はパッケージや宣伝文句に影響されませんが、人間は演出やブランド価値に引っ張られてしまう。その理由は、脳が本来“物語で理解する”ようにできているから。偶然の出来事にも筋道を与えて、あたかも理由があったように語りたくなる。便利でもあり、少しだけ危うさもある。だからこそ、語る側にとって「どんな物語を乗せるのか」は、静かだけれど大事な判断になります。
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