根拠を増やせば説得力が高まるとは限りません。基本的に、根拠がしっかりしていれば説得力が高まりますが、焦って相手を説得しようとして、いくつも理由を並べるのは、得策ではありません。説得力を高めたいなら、有力な理由を1つか2つに絞り込んで、それらを支える事実を用意するようにしましょう。
説得力を高めるには、相手に自分で結論を出させるとうまくいきます。PREP法のように最後を再び結論で締めくくるより、そこを相手に任せるCRF法は、「明示より暗示」の原則に従っているといえるのです。日常会話やちょっとしたプレゼンテーションで使えるのが、CRF法。Conclusion（結論）、Reason（理由）、Fact（事実）。
理由をいくつも並べずに、パワフルな理由を1～2個に絞ることで説得力を高めていきましょう。
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- 第357回 理由が多いと説得力が落ちる理由その1
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