第143回「喉の開け方」

喉開けは発声の基本中の基本です。日本人は住環境やコミュニケーションの特性から共鳴や喉開けが苦手といわれています。喉が詰まりやすいと声帯を痛めたり、嗄声になりやすかったり、痛々しい声になりがちです。喉開けは「楽器のセッティング」のようなもの。正しく発声するための基本的な準備です。

咽頭腔を適度に広げ、喉頭を適度に下げるのが「喉開け」です。「喉は開けたほうがいいか否か」という質問をされることがありますが、「喉を開けな いほうがいい」という答えはありません。喉開けのメリットはたくさんあります。通る声が楽に出せる、共鳴に頼れるから声帯を傷めない、必要に応じて大きな声も自在に出せる。声に芯ができて、説得力、信頼感のある話し方になる。そして、なにより発声そのものが気持ちよくなるので、聞いている人も気持ち良くなります。喉開けを習得して気持ち良い発声とコミュニケーションを築いていきましょう。

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  • 第287回 喉の開け方その1
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