第113回 「コミュニケーション改善法──余裕を持たせる」

コミュニケーションの三原則を取り上げています。今日はその3「余裕を持たせる」を詳しく見ていきましょう。ここでの「余裕」とは、よく言われるような「気持ちの余裕」とは少し異なります。気持ちの余裕は、良いコミュニケーションにはもちろん大事です。しかし、それは三原則の2つめ、「視点を高める」によって実現できる。原則の3つめのとしての「余裕」は、もっと言葉そのものであり、言語そのものの性質に関わる大切な「余裕」のことです。

言葉はそもそも不完全なものです。言葉は世界を切り取る(一部を表す)道具ではありますが、世界そのものではありません。例えば、「犬」という言葉は、ありとあらゆる犬の共通点のみ意味しているに過ぎず、飼い主にとって大切な事柄は、「犬」という言葉には含まれません。言葉に対する意識や、話し方の習慣によって言葉の使い方は人それぞれ違うものです。相手の話をうまく受け取るには、「どんな相手とでも話せる」ゆるやかなストライクゾーンが良いのです。大なり小なり常にズレがあり、かなり大きなズレもありうるという前提で、ズレを少しでも調整していく「余裕を持った」コミュニケーションを心がけていきましょう。

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